水温計の取り付け

 ロードスターは構造的に熱の逃げが悪い為、水温や油温が上がりやすいクルマです。しかし、標準で付いている水温計は全然役に立たず、針が動いた時には間に合いません。また、サーキットを走る上でも、クルマのコンディションの把握は必須となりますので、今回水温計を取り付けました。NA8C には水冷式のオイルクーラーが付いているので、水温が安定すれば油温も安定すると思いますが、やはり水温と油温は違う物なので、いずれは油温計及び油圧計(Sr.1のくせに油圧計が付いていないので…)も付けようと思います。

 使用した部品
 ・オオモリ製 電子式水温計(ホワイトメーター 52φ) 8,000円
 ・オオモリ製 水温計ホースジョイント P-171      3,100円
 ・バトルクラブ製 フレキシブルメーターホルダー      500円
 ・その他 コード、ギボシ、タイラップ等


1.水温計センサー取り付け

          
 LLC を抜きます。全部で 10リッター程なのですが、今回はアッパーホース付近での作業の為、 3 リッター位しか抜きませんでした。

          
 さらに、エアーインテークパイプも取り外します。

          
 このホースジョイントをアッパーホースの途中に割り込ませます。

          
 アッパーホースを取り外した写真です。固着してるので、回しながら抜くと抜きやすいです。

          
 これが取り外したアッパーホースです。外したついでに亀裂等のチェックをしました。

          
 取り外したアッパーホースをカッターで切断します。

          
 切断したアッパーホースに、ジョイントの出っ張り部分の逃げを切ります。

          
 アッパーホースにジョイントを割り込ませ、金属バンドで留め、元通りに取り付けます。

          
 ジョイントにアダプターとセンサーを取り付けます。アダプターには銅ワッシャーを入れ、規定のトルクで締めます。

          
 もう LLC が漏れるコトは無いので、抜いた LLC を元に戻します。


2.センサーコードの引き込み

          
 取り付けたセンサーに延長コードを接続し、タイラップを使って固定します。

          
 センサーのコードを室内に引き込む為、ここら辺にあるゴムキャップを取り、真ん中に穴を開けて、そこにコードを通します。

          
 屋内側から見た写真です。断熱材の後ろ側に穴がありますので、そこから引き込みます。


3.配線

          
 まず、メーターをメーターホルダーに入れ、固定します。

          
 オーディオを取り外し、アクセサリー電源、スモール、アースを取り出します。

          
 引き込んだコード、及びオーディオから取った各種コードを接続して完成です。